長さ7時間!?尺が長すぎるYouTube動画が再生される理由は企画した人の熱意にあった

こんにちは、さのっちです。

今回は『再生数が伸びるのは15分とかちょうどいい長さの動画だけじゃない』というテーマで話します。

YouTubeの動画の尺は大まかに10分~20分くらいのものが多いですよね。

15分くらいで普通かちょっと長め。

20分だと長い、という感覚だと思います。

比較的短いものが多いのは「短い動画をストレスなく色々見てもらおう」という意図も働いているのでしょう。

YouTubeって流しっぱなしにすることも多いですからね。

視聴者を飽きさせないように、いろいろな動画を見てもらうには、このくらいの尺が適切なんですよね。

ですが中には2時間、3時間、7時間前後の動画も存在します。

10分~20分前後の動画が主流といったあとだと「そんな長い動画って再生数とか稼げるの!?」と思われるかもしれません。

結論を言うと、メッチャ再生されてます。

7時間くらいの動画の編集をしましたが、1年以上たった今でも上位の再生数をほこっていますね。

7時間なので、ゴリゴリテロップ入れるとか、こった編集はしていません。

編集時間が膨大になるので、カット編集のみにしました。

編集にこだわった動画ではなく、企画、撮影者の熱意で作られた動画です。

撮影者の熱意で押しまくった動画が、YouTubeによく投稿される動画の長さの常識をぶち壊して、かなり再生されているんですよね。

10分~15分の動画になるのは編集的な事情もある

まず、YouTubeの動画が10分~15分の長さになるのは動画編集にかかる時間の事情もあると思います。

15分前後の動画を編集するのにかかる時間は、テロップなどの基本的な編集のみにしぼっても3時間~5時間はかかります。

つまり、あまり尺が長い動画は動画編集者の負担にもなりますね。

そうすると投稿頻度も落ちてしまいます。

なので、投稿頻度が比較的維持できる、10分~15分程度にまとめられると考えます。

これは編集段階だけでなく、撮影段階でも意識している可能性はありますね。

無駄に長い素材を出しても、編集時間がかかるだけになります。

編集時間がかかると、編集者に投げる場合は編集費用が上がることになるんですよね。

10分~15分の動画を作るのに3時間~5時間必要ということは、1分増えるだけでも編集者にはかなりの負担になるんですよ。

だから10分くらいなら副業でもできるかもしれません。

ですが15分とか20分とか、それ以上の動画を編集に投げられると、編集者はかなりしんどいですね。

単に動画が長いといいわけでもない事情

出来上がった動画が長いと、広告を入れるタイミングが長くなったりするかもしれません。

ですが、「動画の尺が長いと良い」とは、単純にいえない部分もあります。

なぜなら尺が長い動画は中だるみする可能性があるからです。

YouTubeの動画はテレビと比較すると、比較的短い時間でサクサク見れるのがメリットです。

しかし、ただ長いだけの動画、テンポが悪い動画を視聴者が見せられたら、他の動画にいってしまう可能性が高くなります。

YouTubeの動画は流れのテンポが大事なので、ただ長ければいいわけでもないんですよね。

なので撮影素材は長めにあっても、意識的に15分~20分以内に編集でおさめることはあります。

自分が語れるものを作ることで視聴者に伝わる熱意

これまではYouTubeの動画は比較的短めで、テンポのいいものが好まれると話してきました。

ですが反対に、15分どころか2時間、5時間、7時間という長い動画も存在します。

「存在します」というか、編集したことがあります。

映画よりも長い動画がどれくらい視聴されるかというと、50万再生、100万再生を超えているんですよね。

1年以上経ったものもありますが、今でも再生数上位に入ってきています。

これは「自分が熱く語れるもの」×「視聴者のニーズ」がうまくマッチしたことが原因だと思います。

まずYouTubeで再生数を伸ばすには、数字的とかでは表せない、自分自身で「やりたい!」「これ作りたい!」という熱意を持てるものが必要です。

「根拠がない」と思われるかもしれません。

ですが、セールスに関しては十分起こることなんですよ。

キレイで上手い文章を書く人が書いたセールスのページよりも、下手で整ってないけど、泥臭くて熱いメッセージがこめられたセールスレターの方が、商品が売れることは普通にあります。

人の感情とか、熱意をもって作ったことは伝わるもので、撮影時点から力を入れたと分かってる動画の方が、再生数が伸びている傾向にありますね。

もちろん、依頼者が企画をしっかりねっているという要素はかなりありますが。

それでも、何時間もある動画を撮影すること自体が、熱意がないと作れないあかしです。

ダラダラカメラを回して尺稼ぎをしたわけじゃない、本気の動画というのは、視聴者に見てもらえる可能性が上がるわけですね。

テンポが良い動画が見られやすい

もう1つはやはりテンポのよさが重要です。

YouTubeの動画でいう”ジェットカット”という手法で作れますね。

動画を撮影してると、どうしても言葉と言葉の間ができてしまいます。

その言葉と言葉のあいだにできる間を、動画編集ソフトでほぼカットしてしまう方法です。

間をカットすると、人がひたすらしゃべってる動画ができあがります。

エンタメ的な動画で”意味のある間”ならともかく、意味のない間は視聴者が離脱する原因になりますからね。

視聴者が離脱する要因をなくし、テンポよく動画を見てもらうために必要な方法です。

ジェットカットを編集後の尺で5時間以上になった動画で行いました。

そうなると、ただ間をカットするだけでも大変です。

カットするだけでも編集素材の等倍以上の時間が必要になります。

そのあとに動画を再生して、音に不都合が無いかチェックもしなければいけません。

動画の尺が長いということは撮影も大変ですが、撮影以上に編集に時間がかかって大変なことになります。

熱意のある動画を作ることは大事ですが、編集時間とのかね合いも投稿し続けるには大事ですね。

では、今回はここまでです。