最高月収70万円を達成した動画編集者:メリット、デメリットも解説

こんにちは、さのっちです。

今回は『動画編集を仕事で受けるとどれくらい稼げるのか』というテーマで話します。

最初にことわっておきますが、今回出す金額は「完全に僕個人のみのもの」です。

「他人ならこれくらい」とか、そういう話は一切出てきませんので、御了承ください。

しかし、僕の月の収益ものせておきますから、動画編集で稼ぎたい人にとっては「これくらい請求してもいいんだ」という指標になるかと思います。

一社からの依頼のみで生活している

依頼は一社、具体的にいうと、知り合いからの受注で生計を立てています。

クラウドワークスやランサーズで実績を積み上げた人とは異なりますので、ご注意ください。

「その一社とどうやって知り合ったの?」という疑問もあるかと思います。

依頼をくださる会社は、もともとは僕のいたビジネス塾出身の方です。

その方と同じ会社で働いていた時期がありました。

僕が退職し、のちに会社の人たちも分散していったんです。

そこに依頼者の方が「動画編集者がいないから編集してほしい」と言ってきたのが発端です。

僕は先に退職していたので、僕と連絡を取っていた友人が、僕に「編集者になってくれないか?」と連絡してきました。

僕はその依頼を受けて動画編集者になり、いまに至っています。

さらに細かくいえば、僕が会社に勤めていたころに、その会社と関わりのある人から動画編集を数本受けたことがあるんですよ。

業務中のひまなときや、就業時間後に編集していました。

業務中に依頼をこなすとか、グレーな面もあると思います。

ですが、依頼をしてきたグループを作ったのは、僕が勤めていた会社の代表の方なんですよね。

依頼してきたグループの方は、僕がいた会社の代表の方から引き継いで現在の立場にいる方でした。

別の会社といっても、その方たちはほとんど一緒に仕事してる形でしたしね。

末端の僕からしたら、間接的にも代表の方ともかかわる依頼なので、業務中だろうとこなすしかなかったんですよ。

依頼の系統が、別なようで別じゃない、判別がつかない状態です。

最悪、バレたとしても、代表の方とも関連があることなので「なんとかなるだろう」といのうがありました。

そういういきさつがあり、恐らく編集したものを友人が見せたのでしょう。

一応なりとも作成物があり、それを知った現在の依頼者の方が、僕に動画編集の依頼をふるようになったわけです。

ですから、Twitterの募集案件に応募したとかもないんですよね。

ただし一時的にクラウドワークスやランサーズで依頼をこなしたことはあります。

3ヶ月前後ですが、そのときの収益は低単価ばかりでも月5万円前後は稼いでいました。

クラウドワークスのようなサイトで仕事を受ける時は、受け始めは低単価になります。

なぜなら「あなたはどこの誰?」で「どんな実績があるの?」という証明がないからです。

そのための証明をクラウドワークス内でこなし、評価を上げていくことで、単価の高い案件を獲得できるようになっていく仕組みです。

「低単価の案件しかない」
「低単価の案件しかないからクソだ」

というのではなく、しばらくは案件の単価よりも”評価実績を貯める”ことが重要になります。

動画編集者の最高月収と最低月収

最高月収と、最低月収の画像はこちらです。

↑最高月収

↑最低月収

依頼の本数は月により異なりますが、基本的に週5日分の依頼、と思ってください。

最高月収のときはそれ以外にも、かなり尺が長い動画の編集がありました。

また、期限ギリギリまで素材が送られてこなくて、編集側もキツキツなスケジュールにされた、という事情があります。

編集側ではどうしようもない相手の事情を飲み、かつ相手が納品期日を動かさなかったためですね。

期日をつめつめにしたかわりに、編集側は相手の要望を飲んだのだから、その対価として請求額を増額して送ったということです。

あとこれは源泉徴収が引かれた後の金額ですね。

「最低月収」としている方は、始めたばかりのときの、最初の支払額です。

「最高月収」となったものや、現在の報酬は「動画の単価」だけでなく、素材の長さや納期までの日数も考慮に入れています。

そのため、僕の報酬は高い時と低い時の落差が激しいですね。

ただ、総合的な収益の金額はサラリーマンの平均か、それ以上になっていますので、普通に食べていけるだけの金額になっています。

ぶっちゃけるなら、消費税10%が入っていないので、そこは追加で請求しなければいけない項目です。

いまの事業のメリットとデメリット

メリットは

・時間的な自由度が高い
・ある程度は気楽に仕事ができる
・仕事道具やカフェ代を経費にできる

という点がメインであげられます。

時間的な自由度が高い

納期間近の依頼も多いのですが、編集を終えたら自由な時間になります。

依頼をベースに考えると、会社勤めをしているような人よりも、楽に生活していますね。

ある程度は気楽に仕事ができる

時間的な自由だけでなく、精神的にも自由度が高いです。

動画編集の型自体がほぼ決まりきっています。

なので、ミーティングも半年とか1年に1、2回程度。

修正もほとんどが誤字を多少修正すれば、納品が完了します。

プレッシャーがあまりかからない環境で仕事ができているので、気分がかなり楽ですね。

仕事道具やカフェ代を経費にできる

僕自身の趣味はパソコンを自作することです。

自作したパソコンはそのまま仕事道具になります。

しかも動画編集は高性能なパソコンが求められますので、買うパーツも高額なものが含まれます。

10万円超のCPUを買っても、一括で経費にできます。

欲しいもの=大体が仕事道具です。

なので、趣味と仕事があわせやすいこともメリットです。

デメリットは

・YouTubeがいつまでもつか分からない
・編集依頼がいつまで続くか分からない
・収入が不安定すぎる

という事情があります。

YouTubeが仮にすたれていったとしても、動画というコンテンツはなくなりません。

ですから、別の動画サイトが世界で流行る可能性はあります。

YouTube以外の動画サイトが世界でNo.1になり、広告収益で同様に食べていける人が多く出れば、動画編集者も必要となるでしょう。

ただし、インターネットの世界自体が常に変化していってます。

YouTubeか、YouTube以外が出てきても、”必ず動画編集者が必要とは限らない”んですよね。

ですから、「いまの仕事がいつまで続くかわからない」という事情があります。

これは一般的な会社勤めをしている人よりも、よりデメリットという点では高いかもしれません。

特に僕のような、他方に依頼を広げていない人間には、深刻な問題です。

なのでこれからの動画編集者は

・より高度な編集技術を磨いていくか
・自分でできるビジネスを立ち上げるか
・会社勤めに戻るか

という選択肢になっていくでしょう。

僕個人でいえば、「会社勤めに戻る」という選択肢はありませんね。

自分で稼ぐタネが作れず、どうしようもない時は考えるかもしれません。

しかし、今の自分の道は、自分でインターネットでビジネスする活路を開いて、それで食べていくしかないという考えです。

動画編集に必要なスキル

特別な編集スキルは必要ありません。

僕は動画編集ソフトにAdobe Premiere Proを使用しています。

Premiere Proの基本的な編集機能で仕事を完結しています。

情報発信系の動画はこった編集よりも、テロップなどのユーザビリティが高いことが重要です。

特に撮影者がすごい人の場合、視聴者は

・「その人が何を言ってくれるのか」
・「その人が何を語ってくれるのか」
・「その人が何を教えてくれるのか」

という部分に注目しています。

決して、動画編集者の編集のすごさや、遊び心を見にきているわけではありません。

動画を見やすくすることは大事ですが、その点以外で目立つことは不要なんです。

例えばヒカキンさんが動画でボケたときに効果音や編集効果を追加して、その部分を強調されていますよね。

しかし情報発信動画の場合、そのボケが適切か、必要かどうかも考えなければいけません。

視聴者はボケとかギャグを見にきているのではなく、知りたいことがあり、勉強したいことがあるから動画を見ているんです。

そこに集中力がそがれる要因を入れては、動画として本末転倒になります。

ギャグを入れることで、その部分はおもしろくなるかもしれません。

ですが、視聴者の目線で見て、ギャグなどの演出が必要か、しらけないかを考える必要はあります。

僕の依頼者の動画でも最初は「編集されてないものが見たい」という要望がありました。

しかし、最近はそのコメントがなくなりましたね。

依頼者にも伝えたのですが、「編集をシンプルにして、視聴者の邪魔にならないように配慮している」と伝えました。

これをやると、効果音などの量は減りますから、編集視点で見れば仕事が減る部分もあるんです。

反面、編集者は「自分の編集が視聴者の邪魔にならないか」を考えるよう気をつかう必要がありますね。

動画編集で「なんでもかんでもつっこんどけ!」というのがいいわけではないですね。

以前にUdemyの動画編集の学習コンテンツに書かれていた一文に「俺の編集すごいだろ!」的なことを書いている人もいました。

これは正解でもあり、不正解でもあります。

自分の求められている編集で変化するんですよね。

エンタメ系ならガッツリエフェクトを入れておもしろくしたり、「すごいだろ!」風編集をしてもいいです。

反対に発信者の情報がメインになるなら、解説に集中できるように、編集がでしゃばらない方がいいんですよね。

例えば中田敦彦さんのような解説メインの方の動画に、いちいち演出があったら、動画の内容に集中できませんよね。

視聴者は落ち着いて情報が知りたいのに、しょっしゅうアップになって効果音が入ったり、ギャグが強調されたり。

しかし、ブレイクスルー佐々木さんのように、テンションマックスで何もかもが強調されてるような特徴的な動画でも、チャンネル登録者が多いところもあります。

なので、発信者の人が何を編集に求めるかの意見が大事になりますね。

なにもやっていない状態では”自分の正解”はわかりません。

まずはしばらく発信してみて、のちのち再生数が回ってきたら、作っていた型が1つの正解です。

反対に100本、200本出しても伸びないない、企画や編集の見直しが必要になりますね。

それは1つ1つ試していきましょう。

まとめて変えると「結局なにがダメだったの?」ということになります。

いくつもの検証を段階的に試していくことで、視聴者が望む動画を確立していきましょう。

では、今回はここまでです。