今回はパソコンで作業してると、忘れがちになることを書きます。
特にインターネットで稼ごうとしている人の多くが、当てはまってしまうことです。
インターネットの稼ぎ方を知らない人の勘違いにあるのが
「ネットで稼ぐのは自分に都合のいい、打ち出の小槌だと思っている」
ことにあります。
「そんなことあるかよ」と思うかもしれませんが、事実です。
ネットの中には、”怪しい稼ぎ方”や”詐欺商材”を売って、お金を稼ぐ人もいます。
もちろん全ての人ではなく、ごく一部の人たちです。
多くの人は情報商材でも、買った人の役に立つ情報も多く提供しています。
その商材の中には、販売ページなどに感想を書き込めるところもあるんです。
感想は他人でも見られるように公開されています。
書き込まれた感想を見てみると
「今度こそ本物の情報を期待しています」
「今度は詐欺じゃないと信じています」
というような感想に溢れているんですよね。
この感想を見ると
「買う人も買う人だな」と
感じてしまいます。
ここで先に基本的な経済の話をしましょう。
簡単に一言で言うと
「誰かの赤字は誰かの黒字」
なんですよね。
仮に「稼げますよ」という商材の内容を実践した人がいて、その人がお金を稼いだとします。
ということは、その人にお金を払って「赤字になった人がいる」わけなんです。
「赤字」というと悪い意味にとらえる人もいるかもしれません。
ですが、これは単にお金というデータ、価値が人から人に移動しただけです。
スーパーでお買い物するのと、同様のことです。
しかしネットになると、これを都合よく勘違いする人が現れます。
先ほどの
「今度こそ本物の情報を期待しています」
「今度は詐欺じゃないと信じています」
という感想を書き込むような人たちです。
この人たちが仮に稼げたとしたら、この人たちにお金を払った人がいますよね。
ですが、都合の良すぎる文言ばかりならべた詐欺商材に騙される人ほど、このことを忘れてしまうんです
ネットを「自分に都合のいいATMにしたい」と思ってるフシがありますね。
そんなことはありえないんです。
誰かが稼いだなら、誰かが対価を払って、お金という価値が移動したことになります。
商品を売る側も忘れる、ネット販売の基本
「ネットは自分に都合のいいATM」とまでは言いません。
しかし同じようなことを、ネットで商品を売る側の人も忘れてしまうことは、多々あります。
インターネットや広告、チラシ、カタログで商品を販売する時、”必ず文章が必要”です。
対面営業でも”言葉が必要”になりますよね。
なので現実のビジネスとネットビジネスの違いは「インターネットを使ってるかどうか」だけなんです。
インターネットは発信すれば、世界中の人が閲覧可能になります。
でもここでインターネットゆえの、便利さの弊害が出てくるんです。
“顔も見ずに、赤の他人に商品を売れること”が問題になってくる。
対面だと、相手の表情や雰囲気、声色など、空気感も察知して営業できますよね。
相手がどんな状態で、どんなことを考えてそうなのか。
それに合わせてオファーを変更もできます。
ですがネットは誰でも見ることができる反面、顔色も何もうかがえません。
だからこそ書かれている文章やイラスト、図などが重要になります。
特に人は「文章(言葉)で」購入するかを決めます。
発信者の一方的な視点ではなく、相手に
「自分はこれを買わなければいけない」
という文章を書くことが求められるんです。
相手が「この商品は自分にすごく必要だ」と思う文章を書くには
「ネットを自分に都合のいいATMにしたい」という考えではダメなんです。
相手が勝手に、自然に「この商品は必要だ」と思うには、相手のことを察する文章が重要になります。
ネットで稼ぐなんて怪しい
「インターネットで稼いでいる人は、怪しいから悪いことをしているに違いない」
という人は、いまだにいます。
これは一部の悪徳情報商材屋の人が、詐欺商品で人を騙して稼いだせいです。
ですが広く意味を取ると、インターネットで稼ぐことは、大企業まで含まれます。
そして「怪しいこと」にこそ、のちのちお金が稼げることもあるんです。
まず、インターネットで稼ぐことは「怪しくない」と言っておきます。
YouTubeやブログで、広告収益なしに稼ごうと思ったら、自分が持つ情報を売るのが一番です。
PDFなどだと”情報商材”になりますね。
しかし今は、noteやTips、Brainなどが出てきて、情報商材の認識も緩和されたと思います。
「情報商材」というワードが悪い意味でひとり歩きしてる感がありますが、noteとかも情報商材ですからね。
ちなみに、紙の本もそうですよ。
情報を提供している媒体ですからね。
情報商材が怪しいかどうかは、完全に作り手しだいなんですよ。
情報商材が怪しいわけじゃありません。
詐欺情報、嘘情報を高額で販売することが問題です。
なので作り手がちゃんとしたものを売れば、何も問題はありません。
注意点があるとすれば、どんな人に売っても9割は成果を達成できないことでしょう。
これは売り手の問題ではありません。
例えばスキル上達系の商品を売ったとします。
商品はちゃんとしたことを伝えていても、多くの人はその内容を実践して続けることができません。
そういう意味で、9割以上の人が結果を残すことができない可能性は高いと言えます。
僕もそういうものはたくさんありますし、あなたにもあると思います。
あなたが持っている本で、買っただけで内容を実践していないものはありませんか?
その部分を考えたら、ちゃんとした情報を出しても、多くの人ができない理由と気持ちが見えてくると思います。
もちろん
「大半の人がまともにやらないなら、適当な詐欺商品を売ってもいいだろ」
なんてことではありませんからね。
商品とは、問題解決のためのツール
相手のことを考えた文章にするには
・それが何をするための商品なのか
・それがなぜ必要になるのか
・相手は何に悩んでいるのか
などの、買う人や商品の背景知識が必要です。
人は「商品が欲しい」のではありません。
その商品を使って「問題解決がしたい」のです。
スーパーで食品を買うのは、突き詰めると「食べて生きるため」ですよね。
「食欲」というのもありますが、食欲はそもそも人が生きるための反応です。
健康食品やサプリが売れるのは、「健康に生きるため」という欲求ですよね。
これも突き詰めれば、生きるための本能です。
他にも服や靴など身につけるもの、家にある家事道具なども、ほとんどが問題解決のツールだとわかると思います。
例えば服を着るのは、人間社会で外に出て生きるためですよね。
服を着て外に出ないと、警察に捕まりますからね。
もちろん、冬なら寒さをしのぐとかもありますが。
ファッションセンスなども絡めば
「異性にモテるため」
「他人よりも格上に見せるため」
などの理由も出てきます。
ただし、今の日本では物は満たされていますよね。
ですから、単純にこのようなことを突いただけでは、商品が売れることはありません。
現代人が「必要」と思うように、文章で誘導する必要があるわけですね。
商品を売るお手本は『ジャパネットのたかた社長』
とは言っても、お手本や、ベースとなるモデルがないと、どうしていいかわからないと思います。
そこでものすごく参考になるのが『ジャパネットのたかた社長』です。
ジャパネットは多くの日本人が知っている、巨大通販会社ですよね。
なぜジャパネットが売れるのかというと、たかた社長たちのセールスが上手いからです。
見ている人に「この商品がほしい!」と思わせる言葉、イメージの伝え方が相当うまいからなんです。
ジャパネットたかたでは、商品の特徴だけでなく
「その商品を買うとどんな未来が待っているか」まで
明確にイメージできるように伝えてきます。
商品を買うと自分がどうなれるのかという、幸せな未来像をしっかりアピールしてくるんです。
例えば
「お年寄りがパソコンを買ったら子供の家族、孫とこんなことが」
ということを映像と言葉の両方で伝えてきます。
「この商品を買ったら、自分もこんなことができるのか」という、イメージが視聴者側にハッキリ伝わるんですね。
ジャパネットたかたは、視聴者目線に立って商品を売ることが非常に上手な例と言えます。
また、お年寄りが多く見ていて商品を買うためか、サポートサービス、商品にも力を入れていますよね。
パソコンのセットアップやスマホ教室など、求められるサービスを逃してないです。
また、お客に「損はさせない」という販売戦略もうまいです。
ジャパネットで家電を買ったら、多くの商品で
「今使ってる商品の下取り」を提示してきますよね。
しかも「壊れててもOK」という条件を付けて、商品を値引きしてきます。
買う人からしたら
「不用品が処分できて、新しい商品が安く手に入る」
という認識になるでしょう。
もちろんジャパネットは
「しっかり商品を比較して書いたい」
という人には向きません。
これは2代目たかた社長も、YouTubeのホリエモンとの対談で言っています。
反対に
「自分で調べるのが面倒だけど、いいものが買いたい」
という人に刺さるんですよね。
この手の通販番組や家電量販店に対して、パソコンのスペック厨はバカにします。
ですがそれは、自分が関心のあることに関して詳しいから、バカにできるところでマウントを取りたいだけに過ぎません。
言い方は悪いかもしれませんが、人としては器が狭いかと。
自分も分からないことなんてたくさんあるのに、人をバカにしてるわけですからね。
2代目たかた社長も言っていたことですが
「1つの商品を尖らせて売る」戦略は、インターネットビジネスでも非常に重要なので、覚えておきたいところです。
「いろんな人に売りたい」という商品は、「売れないから」ですね。
なぜかというと、特徴が無いからです。
反対に尖らせると嫌われる確率は増えますが、「好き」という人もしっかり獲得できます。
ジャパネットたかたも、自分たちを支持してくれる人に売る戦略ができています。
そこで使われている言葉の力は、学ぶ価値が非常に高いと言えるでしょう。
YouTubeにたかた社長が商品を売っている動画が、いくつかあります。
ぜひ参考にしてみてください。
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