脳死でサクサク読めるようになる文章の書き方テクニック

今回は『人が視覚的に読みやすい文章の書き方』の話をします。

先に伝えておくと、このブログの他の記事では、その文章の書き方をしていませんので、あしからず。

この記事ではこの下の文章から、書き方を変更していきます。

その書き方とは

・漢字の含有率を3割くらいにする
・1行を多くても25文字以内にする
・1段落は4行までにする
・1段落の見た目を揃える

この4つです。

1行25字以内で、段落は4行

形としては

ああああああ
あああああああ
あああああああ
ああああああ。

という感じですね。

この形式にする理由は
人が文章を1度に認識できる
視覚的効果を利用したものです。

反対に改行もなく、段落も意識せずに書かれた文章は非常に読みにくくなります。ここでは句点であえて改行していません。1行の長さを意識しない、段落を意識しない、句点で改行しない書き方をすると、視覚的に非常に文章が読みにくくなるのがわかると思います。

この書き方がなぜ読みにくいのでしょうか。

まず、一目でパッと見て
「何が書いてあるか」を
 認識できないですよね。

しかし1行の長さを意識して改行すると
このようにどんな内容が書いてあるかを
なんとなくですが一瞬で把握できます。

段落も改行も意識されていない文章は
識字はできても

「ごちゃごちゃしていて
 読みにくいから読みたくない」

という心理的なさまたげが
起こってしまいます。

現代はスマホで手軽に
いろいろなコンテンツに
アクセスできます。

なので「読みたくない」と思われたら
読んでもらえず終わってしまうんです。

詰まりすぎた文章を見た途端に
読者は別のページ、別のアプリを
開いてしまいます。

いまはスマホの影響もあって
コンテンツを見る人の
集中力がありません。

どれだけ良いことが書いてあっても
「読みにくい」と思われたら
 読んでもらえないんです。

1行の文字数と
1文章の段落数の意識。

これはスマホで閲覧するコンテンツという
側面もあります。

スマホはPCと異なり
縦に長い画面ですよね。

しかも画面の大きさが小さい。

なので、1行を短くして改行をすることで
縦読みしやすくする意図があります。

特にスマホで記事を読む時を
考えてみてください。

じっくりゆっくり
スクロールしませんよね。

サクサク、スッスッと指を動かして
かなり飛ばして読みますよね。

本当に気になるところを見つけたら
ゆっくり読み進めていると思います。

しかし、ほとんどの文章は
飛ばされて読んでいる。

ただでさえ文章は飛ばし読みされるのに
見た目が読みにくい文章にしてしまったら
読者に読まれるでしょうか?

「読まれない」と考えるのが自然です。

どれだけ良いことを書いても
見た目がゴチャついていたら
読んでもらえません。

だからこそ1行の文字数と改行
段落の数は非常に重要になります。

改行されていないので、文頭が分かりづらい

もう1つは複数の文章が改行されずに
書かれていることです。

改行がされていない文章は
文頭がどこにあるか分かりません。

「。」という句点で
 区切られてはいます。

ですが改行されていないため
文章が詰まりすぎているので
視認しづらいですよね。

繰り返しになりますが
一瞬で視認しにくい
文章は読まれない。

読者には、一文を瞬間的に
何がそこに書いてあるかを
パッと認識してもらうために

文頭を揃える必要があります。

スマホで脳死で読めることを意識

一行の文字数、改行、段落数を意識するのは
読者が無意識でも読めるようにするためです。

文章が詰まっていると
脳に負担がかかります。

読み始めるのに
「読まなきゃいけない」と
 いう負荷がかかるんです。

集中力が続かなくなっていってる
現代人にこの負担を強いることは
不利になります。

なので、スマホでスクロールしたら
なんとなく指を動かせば読めてしまう
見た目の構成にしてあげるんです。

記事を開いたらとりあえず
読み進めることができちゃう
見た目の構成にすることで
読む敷居を下げます。

これも見た目のミッチリ感に
関係してくる部分です。

いまはYouTubeのような動画コンテンツに
多くの人が慣れてしまってますよね。

動画をひらけば勝手に
内容が進んでいきます。

しかし文章で構成される記事は
自分で指を動かす必要があるので
そうはいきません。

ですから読者が読もうとする時の
負荷を下げるということを
書く側が意識しましょう。

段落の見た目にも気を使う

ここまで僕が書いた文章で
段落を構成していくにおいて
意識していることがあります。

それは”ガタガタした段落にしない”ことです。

たとえば

あああああああ
ああああああああ
ああああああああ
あああああああ。

という文章と

いいいいいいいいい
いいいい
いいいいいいい
いい。

という文章だと「あ」で
構成された段落の方が整ってるのが
ひと目でわかりますよね。

3〜4段落で構成された文章だと
真ん中の文字数が少なっていて
へこんだ文章は読みにくいです。

なので、段落の真ん中は
へこんで読みにくくしないように
文字数、ワード、漢字の変換などで
何を使うかの意識が必要になります。

また、改行する上でも
どこで区切るのかが重要です。

これはなるべく「、」
読点を打つ位置を意識して
改行するようにします。

不自然な位置で改行するときは
その改行に意図を含む場合のみです。

改行の位置を意識することは
ワードをどこに置くかも
気を配るということです。

その上で、読んでも不自然じゃない
文章を意識して書く必要があります。

漢字の含有率を3割ほどにする

僕たちは文章を書くときに
多くの文字を漢字に変換する
ことができます。

ですが、すべての文字を
漢字に変換してしまうと
文章はかなり読みにくく
なるんです。

漢字は基本的に画数がおおいので
文章の詰まり感が増します。

そのため文章を読むときに
脳にかかる負担が大きくなるんです。

だからといって漢字を使わない
文章も読みにくいです。

ひらがなばかりで構成された文章は
読点のない文章と同様に読みにくくなります。

平坦でノッペリしたものになり
どのワードがどこから始まるのか
視認しにくいんです。

適所に漢字を使った文章の構成は
日本語を学んできた日本人にとって
読みやすい文章になります。

漢字の含有率の意識は
読みやすくなる面以外にも
文章として見た目が締まる
メリットがあります。

ひらがなのみの文章は
「平坦でノッペリ」と
 言いましたが

それは読みやすさ以外にも
見た目が締まらないわけです。

ひらがなを学んだ小学生の文章を
見たことがあると思います。

小学校、低学年の書いた
漢字があまり含まれていない
文章を見て

「引き締まったカッコイイ文章」と思った方は
 大人ではほぼ居ないですよね。

反対に漢字に置き換えすぎると
小難しくなって読みにくくなります。

また、漢字にすることで
瞬間的に認識できるワードを
コントロールできます。

「何となくこういうことが
 書いてあるんだろうな」

ということを、漢字の変換を
使い分けることで操れるんです。

漢字に置き換える割合を意識して
変換する漢字、変換しない漢字を
考え文章を書くことで

読者が”読むことを意識”しなくても
流し読みできる文章を書くことができます。

今回は『人が視覚的に読みやすい文章の書き方』を
お伝えしました。

正直、小手先のテクニックで
あることは否めません。

ですが、読まれるように書くことは
書き手にかかっています。

決して手を抜いてはいけない部分です。

このことを意識して文章をたくさん書くことと
ネットで他人が書いた文章を多く見ることで

「この文章はいい。」
「この文章はダメ。」

ということが感覚的に
分かるようになっていきます。

良い例だけでなく
悪い例も見ておくことです。

両方を知り、その理由を
言葉で説明できることは
文章を書く上で強みになります。

文章で説明しようとして
上手く表現できなかったり
他人から見てよく分からない
文章になっていたら

まだまだ改善する余地が
あるということです。

ネットビジネスで改善していくなら
意識的に説明記事やセールスレターを
書いていくしかありません。

「何となく書く」のではなく
「何の目的で書いているのか」を
 明確にして書きましょう。

ネットビジネスで書く記事は
基本的に日記ではありません。

あなたの記事を見てほしい人に
読んでもらうことが優先です。

その視点を持つことで
書き方や文章の型がが
出来てきますし

どんなことを書けばいいのかも
見えてくるはずです。